Premiereでスローモーションの作り方をお探しですね。

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Premiere Proでスローにするとカクつくのはなぜ? オプティカルフローで滑らかにする方法

Premiere Proで動画をスローモーションにしたとき、「なんかカクカクする…」「残像みたいになって気持ち悪い」と感じたことはありませんか? 実はこれ、編集の失敗というより、元の動画のフレーム数や設定が原因で起こることがほとんどなんです。

この記事では、Premiereでスローにするとカクつく理由と、「オプティカルフロー」という機能を使って滑らかなスロー映像を作る方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

なんでスローにするとカクカクするの?

Premiere Proで動画をスローにしたときにカクつく一番の理由は、**再生するのに必要なコマ(フレーム)が足りないから**です。

動画って、実はパラパラ漫画みたいに静止画がたくさん連なってできています。

1秒間に何枚の画像を表示するかを「フレームレート」といって、たとえば30fpsの動画なら、1秒間に30枚の画像で動いているわけです。

これを50%のスピードに落とすと、同じ30枚の画像を2秒かけて再生することになります。

すると、1枚1枚のフレームが長く表示されるので、動きが飛び飛びに見えちゃうんですね。

特に、24fpsや30fpsで撮った動画を大幅にスローにすると、カクつきがかなり目立ちます。

逆に、60fpsや120fpsみたいに高いフレームレートで撮影した映像なら、スローにしても表示できるコマ数に余裕があるので、わりと滑らかに見えます。

普通のスマホ動画やカメラの標準設定で撮った素材だと、スローにした瞬間にフレーム不足が表に出やすいんです。

あと、Premiereのタイムライン上で再生したときだけカクつく場合もあります。

これはパソコンの処理が追いついてなかったり、プレビューがレンダリングされてなかったり、再生解像度が高すぎたりといった、編集環境の問題かもしれません。

一方、書き出した動画でもカクつくなら、スロー処理そのものや補間の設定を見直す必要があります。

まずは「素材のコマ数が足りないのか」「プレビューが重いだけなのか」を見分けることが大事です。

オプティカルフローって何? どうやって滑らかになるの?

オプティカルフローは、Premiere Proに入っている時間補間の機能のひとつです。

普通、動画をスローにすると既存のフレームを引き延ばして表示するんですが、オプティカルフローは前後のフレームを分析して、**その間にあるはずの動きを予測して新しいフレームを作り出してくれる**んです。

簡単にいうと、「足りないコマをPremiereが自動で補ってくれる機能」ですね。

だから、普通のスロー再生よりも動きが滑らかに見えやすくなります。

Premiereには、時間補間の方法が主に3つあります。

– **フレームサンプリング**:既存のフレームをそのまま繰り返す方式。

処理は軽いけど、カクつきが出やすい
– **フレームブレンド**:前後のフレームを重ねて中間を作る。

残像っぽく見えることがある
– **オプティカルフロー**:動きそのものを解析するので、うまくいけば一番自然なスローモーションになる

ただし、オプティカルフローも万能じゃありません。

被写体の形が複雑だったり、背景と被写体が重なって動いたり、水しぶき・髪の毛・細かい模様・手ブレの多い映像では、映像が歪んだりにじんだりすることがあります。

これはPremiereが前後のフレームから動きを推測するとき、正確な中間フレームを作れないからなんです。

オプティカルフローは「必ずキレイになる魔法の設定」じゃなくて、素材の条件が合ったときに力を発揮する補間方法だと思っておくと、失敗が少なくなりますよ。

Premiereでオプティカルフローを設定する手順

Premiere Proでオプティカルフローを使う手順は、そんなに難しくありません。

まず、タイムライン上でスローにしたいクリップを選んで、右クリックから「速度・デュレーション」を開きます。

そこで速度を50%、40%、25%など好きな数値に変更しましょう。

一般的に、30fps素材をいきなり10%みたいに極端に遅くすると破綻しやすいので、まずは50%前後から試すと自然な結果を確認しやすいです。

速度を変更したら、同じくクリップを右クリックして、「時間補間」から「オプティカルフロー」を選択します。

バージョンによって表示位置が少し違うことがありますが、基本的にはクリップの速度変更や時間補間に関するメニューから設定できます。

設定しただけだとプレビューが重くて、タイムライン上でガクガクして見えることがあります。

その場合は、該当範囲をレンダリングしてから確認すると、実際の仕上がりに近い状態で再生できますよ。

レンダリングは、メニューの「シーケンス」から「インからアウトをレンダリング」などを選んで行います。

オプティカルフローは普通の再生よりも計算量が多いので、レンダリング前のプレビューだけで判断すると「設定したのにカクつく!」って勘違いしやすいんです。

最終的な確認は、短い範囲だけでも一度書き出してチェックするのがおすすめです。

書き出した動画が滑らかなら、タイムライン上のカクつきは編集時の処理負荷が原因だった可能性が高いですね。

ちなみに、クリップ全体にオプティカルフローをかけるよりも、**スローにしたい部分だけに適用する**ほうが扱いやすくなります。

必要な場面でカットを入れて、スローにする範囲を限定すれば、処理も軽くなるし、映像の破綻も見つけやすくなります。

スポーツ、ダンス、商品紹介、手元の作業など、見せたい瞬間だけをスローにすることで、動画全体のテンポも保ちやすくなりますよ。

もっと滑らかに仕上げるコツと注意点

Premiereでキレイなスローモーションを作るには、編集時の設定だけじゃなくて、**撮影の段階からの準備**も大事です。

一番効果的なのは、最初から60fps、120fps、240fpsみたいな高いフレームレートで撮影しておくこと。

たとえば60fpsで撮った素材を30fpsのシーケンスで50%再生すれば、フレームを無理に補間しなくても自然なスローになります。

オプティカルフローは便利な機能ですが、元の映像に十分な情報があるほど仕上がりは安定するんです。

撮影時には**シャッタースピード**にも注意が必要です。

動きの速い被写体を撮る場合、シャッタースピードが遅すぎるとモーションブラー(動きのブレ)が強くなって、オプティカルフローが動きを正しく解析しにくくなります。

逆にシャッタースピードが速すぎるとパラパラした印象になることもありますが、スロー用の素材では被写体の輪郭がある程度ハッキリしてるほうが補間処理には向いてます。

撮影時点で手ブレを抑えて、被写体と背景の境界が分かりやすい構図にすると、編集後の破綻も少なくなりますよ。

オプティカルフローで不自然な歪みが出た場合は、無理に使い続ける必要はありません。

水面、煙、細かい髪の動き、人混み、交差する動きなどは、AI的な補間が苦手とする代表的なシーンです。

そういう素材では、フレームブレンドに切り替えたほうが自然に見える場合もあります。

また、速度を少し上げて40%から50%に戻すだけで、破綻が目立たなくなることもあるんです。

スローの美しさは「どれだけ遅くするか」だけじゃなくて、**「不自然に見えない範囲に収めるか」**で決まります。

書き出し設定も確認しておきましょう。

シーケンス設定と書き出し時のフレームレートが大きくズレてると、せっかくのスローが意図しない見え方になることがあります。

基本的には、YouTubeやSNS向けなら30fpsまたは60fpsなど、公開先に合ったフレームレートに統一すると扱いやすいです。

編集画面ではキレイに見えたのに書き出し後に違和感がある場合は、ビットレート、フレームレート、レンダリング品質の設定を見直してみてください。

特に動きの多い映像では、ビットレートが低すぎるとブロックノイズが出て、カクつきみたいに見えることもあります。

まとめ

Premiereでスローにするとカクつく問題は、オプティカルフローを使うことで大きく改善できる可能性があります。

ただし、素材のフレームレート、被写体の動き、撮影時のブレ、レンダリング状況によって結果は変わります。

まずは速度変更後に時間補間をオプティカルフローへ切り替えて、レンダリングまたは短い書き出しで確認する流れを習慣にすると、失敗を減らせますよ。

より確実に滑らかなスローモーションを作りたいなら、**撮影段階から高フレームレートを選んで、編集では必要な部分だけにオプティカルフローを適用する**のが一番現実的な方法です。

ぜひ試してみてくださいね!

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