Premiereで音が出ない時の対処法をお探しですね。

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Premiere Proで音が出ない・波形が表示されないときの解決法

Premiere Proで編集していて音が出なかったり、タイムライン上の波形が表示されなかったりすると、「素材が壊れちゃったのかな…」って不安になりますよね。

でも実は、Premiere Pro本体の設定やトラックの状態、パソコンの音声まわり、キャッシュのトラブルなど、わりとよくある原因で起きていることがほとんどです。

この記事では、「音が出ない場合」と「波形が表示されない場合」に分けて、初心者の方でもチェックしやすい順番で原因と解決方法を紹介していきます。

1. まず確認!ミュート・音量・出力先の見落とし

Premiere Proで音が出ないとき、いきなり難しい設定をいじる前に、まずは基本的なところから確認してみましょう。

意外と多いのが、トラックがミュートになっている、クリップの音量が下がっている、パソコンの出力先が別のデバイスになっている、といったうっかりミスです。

タイムラインの左側にある「M」はミュート、「S」はソロ再生のボタンです。

どこかのトラックでソロが押されていると、他のトラックの音が聞こえなくなるので、まずはこのあたりをチェックしてみてください。

次に確認したいのが、Premiere Proの音声出力設定です。

Windowsなら「編集」メニュー、Macなら「Premiere Pro」メニューから「環境設定」を開いて、「オーディオハードウェア」に進みます。

ここで「デフォルト出力」が、実際に使っているスピーカーやヘッドホン、オーディオインターフェースになっているか確認してください。

Bluetoothイヤホンや外部モニター、USBオーディオ機器をつないでいると、知らないうちにPremiere Proが別の出力先を選んでいることがあります。

あと、「Premiere Proでは音が出ないのに、YouTubeや音楽アプリでは普通に聞こえる」という場合もあります。

これはパソコン全体の音量の問題じゃなくて、Premiere Pro側の出力先やオーディオデバイスの設定に原因がある可能性が高いです。

逆に、他のアプリでも音が出ない場合は、OS側のサウンド設定やスピーカーの接続、ヘッドホンの故障なども疑ってみましょう。

原因を切り分けるには、別の動画ファイルをメディアプレーヤーで再生して音が出るか確認すると、どこに問題があるのか判断しやすくなりますよ。

2. タイムラインで音が出ないときのチェックポイント

素材を読み込んだのにタイムラインで音が出ない場合、クリップの配置やオーディオトラックの割り当てに問題があるかもしれません。

たとえば、映像だけがタイムラインに配置されて、音声クリップが一緒に入っていないパターンです。

Premiere Proでは、ソースモニターから素材をドラッグする位置や、ソースパッチの状態によって、映像だけ、または音声だけが配置されることがあります。

タイムライン上に青や緑のオーディオクリップがちゃんとあるか、まずは目で見て確認してみましょう。

よくあるチェックポイントは次の通りです。

– タイムラインにオーディオクリップが配置されているか
– オーディオトラックがミュート、ソロ、ロックになっていないか
– クリップの音量、ゲイン、キーフレームが極端に下がっていないか
– ソースパッチやトラックターゲットが正しく有効になっているか
– オーディオメーターが反応しているか

オーディオメーターが動いているのにスピーカーから音が出ない場合は、Premiere Pro内部では音が再生されているけど、出力設定や再生デバイスに問題があると考えられます。

逆に、オーディオメーターもまったく反応しない場合は、タイムライン上のクリップ、トラック設定、素材そのものの音声データを確認する必要があります。

このように「メーターが動くかどうか」を見るだけで、原因がPremiere Pro内の編集設定なのか、パソコン側の音声出力なのかを切り分けやすくなります。

音量が小さすぎる場合は、クリップを選択して「オーディオゲイン」を確認してみましょう。

クリップを右クリックして「オーディオゲイン」を開く方法が分かりやすいです。

また、エフェクトコントロールパネルで「ボリューム」のキーフレームが意図せず下がっていないかもチェックしてください。

以前フェードアウトや音量調整をしたクリップをコピーして使っていると、気づかないうちに無音状態の設定を引き継いでいる場合があります。

3. オーディオ波形が表示されない原因と再表示する方法

Premiere Proで音は出るのに波形が表示されない場合、素材の音声が消えているわけじゃないことがほとんどです。

波形は、Premiere Proが音声データを解析して作る表示用の情報なんです。

なので、実際の音声データは存在していても、波形データの生成が遅れている、キャッシュが壊れている、タイムラインの表示設定がオフになっている、といった理由で見えなくなることがあります。

まずはタイムラインのレンチアイコンをクリックして、「オーディオ波形を表示」が有効になっているか確認しましょう。

波形が一部だけ表示されない、読み込み直後に波形が出ない、長い動画でいつまでも表示されない場合は、メディアキャッシュやピークファイルの問題が考えられます。

Premiere Proは音声を扱うとき、波形表示や再生をスムーズにするためのキャッシュファイルを作ります。

代表的なものに、波形表示に関係するピークファイルや、音声の最適化に関係するキャッシュファイルがあります。

これらが古い状態で残っていたり、壊れていたりすると、波形が正しく表示されないことがあるんです。

対処法としては、まずプロジェクトを保存してPremiere Proを再起動します。

それでも直らない場合は、「環境設定」から「メディアキャッシュ」を開いて、未使用のメディアキャッシュファイルを削除します。

削除後にプロジェクトを開き直すと、Premiere Proが必要な波形データを作り直してくれるので、表示が戻ることがあります。

ただし、作業中のプロジェクトで不安がある場合は、先にプロジェクトファイルをコピーしてバックアップを作ってから操作すると安心ですよ。

あと、タイムラインのトラックの高さが低すぎると、波形が見えにくいだけの場合もあります。

オーディオトラックの境界線をドラッグして高さを広げると、「あ、ちゃんと波形あった!」ってなることも。

さらに、シーケンス内でクリップ表示が簡略化されている場合や、ズーム倍率が低すぎる場合も、波形が細かく見えません。

波形が「ない」のか「小さくて見えない」のかを確認するために、タイムラインを拡大して、トラックの高さを広げてから判断しましょう。

4. それでも直らない場合の原因切り分けと解決策

基本設定やキャッシュ削除を試してもPremiere Proで音が出ない、または波形が表示されない場合は、素材ファイルやコーデックの相性を疑ってみましょう。

コーデックっていうのは、動画や音声を圧縮・再生するための形式のことです。

スマホ、画面収録ソフト、オンライン会議ツール、ゲーム録画ソフトなどで作った動画は、Premiere Proで読み込めても音声が不安定になったり、波形生成がうまくいかなかったりする場合があります。

特に可変フレームレートの動画や特殊な音声形式のファイルは、編集時にトラブルの原因になりやすいんです。

こういう場合は、動画ファイルを別の形式に変換してからPremiere Proに読み込み直す方法が効果的です。

Adobe Media Encoderや信頼できる変換ソフトを使って、編集向きの形式に変換すると改善することがあります。

たとえば、映像はH.264やProRes、音声は48kHzのWAVやAACなど、Premiere Proで扱いやすい設定にそろえると安定しやすくなります。

すでに編集を進めている場合は、元ファイルを差し替える前にプロジェクトをコピーして、リンク切れや同期ズレが起きても戻せる状態にしておきましょう。

原因を効率よく切り分けるには、次の順番で確認するのがおすすめです。

– 別の動画プレーヤーで素材を再生して、元ファイルに音があるか確認する
– 新規プロジェクトに同じ素材を読み込んで、音と波形が出るか確認する
– 別の素材を現在のプロジェクトに読み込んで、正常に再生されるか確認する
– メディアキャッシュを削除して、Premiere Proを再起動する
– 必要に応じて素材を変換して読み込み直す

新規プロジェクトでは普通に音が出るのに、今のプロジェクトだけで問題が起きる場合は、プロジェクト設定やシーケンス設定、キャッシュの不整合が原因かもしれません。

逆に、どのプロジェクトでも同じ素材だけ音が出ない場合は、素材ファイル側の問題が濃厚です。

この切り分けをすることで、やみくもに設定を変えるんじゃなくて、原因に近いところから対処できます。

最終手段として、Premiere Proの環境設定をリセットする方法もあります。

環境設定のリセットは、オーディオ設定や表示設定の不具合を初期状態に戻せる可能性がありますが、カスタマイズした設定も戻っちゃうので注意が必要です。

また、Premiere Proのバージョンが古い場合は、アップデートで不具合が解消されることもあります。

ただし、仕事や納期があるプロジェクトでは、アップデートで別の互換性問題が出る可能性もあるので、できれば作業中の環境をバックアップしてから実行するのが安全です。

まとめ

Premiere Proで音が出ない、波形が表示されないときは、原因を「出力設定」「タイムライン設定」「波形表示・キャッシュ」「素材ファイル」の4つに分けて考えると解決しやすくなります。

最初はミュートや出力先などの簡単な確認から始めて、次にトラックやゲイン、波形表示設定を見直して、それでも直らなければキャッシュ削除やファイル変換を試す流れが効率的です。

音声トラブルは焦って設定を変え続けるほど原因が分かりにくくなるので、ひとつずつ確認していくことが大切です。

この手順で切り分ければ、ほとんどの場合でPremiere Proの音声再生や波形表示の問題を解決できますよ。

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